子宮頸がんワクチンを積極的に接種している国では、ガン自体の撲滅が視野に入ってきています。また接種対象の年齢の拡大や、男性への接種がさらなるがん予防に有効であることもわかってきました。一方、接種する人が激減し今や1%以下となった日本の若い女性の未来は、悲観的と言わざるを得ません。子宮頸がんワクチンの接種機会を奪われて将来癌になってしまう若者に対して一体誰が責任を取るのでしょうか?世界の中で日本の若者だけが取り残されているのです。
当院では、今年1月から、子宮頸がんワクチンの接種者が8名おられます。注射後に激しい痛みで苦しむ方はおられませんし、他のワクチンとなんら変わることはありません。日本では、現在、定期接種の対象は、小学6年生から高校1年生までの女子です。対象の方は、将来の子宮頸がんの予防対策として、是非接種をご検討ください。
枚方市香里ケ丘の小児科 保坂小児クリニック