毎年、5月31日はWHO(世界保健機関)が定める世界禁煙デーで、これに合わせて国内では禁煙週間が始まっています。喫煙は、それを行う本人だけでなく、周囲にも健康被害をもたらします。そこで、最新の「子ども安全メール from 消費者庁」から、「たばこの誤飲にご注意!」が配信されています(リンクはこちら)。
タバコに限らずですが、子どもの異物誤飲事故は、1歳前後で多く発生しています。それは、1歳前後で自力歩行が可能になり、活動範囲が大きく広がり、それまで手が届かなかったところにも手が届くようになり、目に入るいろいろなものに興味を示して、食べ物と区別がつかず、口に入れてしまうためです。
そして、子供の誤飲事故で最も多いのが、タバコです(リンク)。タバコの誤飲は、量が多いと、ニコチン中毒の危険もあります。今や若い世代の喫煙率は随分低下していますが、いまだ喫煙をされている方も、子どもが生まれたら、それを機会に、ご自身及び子どもの健康のため、禁煙するのが一番です。喫煙を続ける方も、少なくとも、決して子どもの手の届きそうなところにタバコなどのリスクのあるものをおかないように配慮してください。
そして、全ての子どもをもつ親御さんにとって重要なことですが、常に子ども目線に立って、家庭内に(タバコに限らず)危険なものが置かれてないか、注意をよろしくお願いします。
枚方市香里ケ丘の小児科 保坂小児クリニック