過去に子宮頸がんワクチンを自費で受けた方への費用助成が枚方市でも始まりました

子宮頸がんワクチン(以下HPVワクチン)に関して、約9年間続いた「積極的な推奨の差し控え」という措置が、今年4月に解除となってから、HPVワクチンの接種希望者が当院でも増えています。

一方で、過去には、無料接種の対象外の学年(高校2年生以上)となってから、このHPVワクチンの重要性を理解され、自費で接種を受けた方もおられますが、そのような方が支払った接種費用の助成が、枚方市でも11月から始まりました(枚方市のHPのリンク)。1回1~2万円、3回合計で5万円程度の費用が戻りますので、対象となる方(平成9年4月2日~平成17年4月1日生まれの女性)は、枚方市HPをよく読んで、手続きを進めてください。

 

既に、お隣の寝屋川市や交野市含めて、多くの地域で費用助成が始まっています。枚方市以外の方で該当される場合は、ご自身が住む各自治体のHPをチェックして、手続きを進めてください。

(1)寝屋川市HPの案内(リンク)

(2)交野市HPの案内(リンク)

 

HPVワクチンの高い有効性と安全性は、既に国内外で十分に検証され確立しているのですが、過去のマスコミの過剰な報道の記憶から、接種対象者なのにまだ接種をためらっている方が多くおられます。子宮頸がんとはどういう病気か、なぜHPVワクチンが必要なのか、については、日本産婦人科学会HPに詳しい解説があるので、まだ迷っている方は是非一読をお勧めします。掲載された図やグラフを見るだけでも十分に理解が進むと思います(リンク)。

 

当院でも、この大切なワクチンを一人でも多くの方が受けていただけるよう、対象となる方を見かけたら、積極的にお声がけを続けていく所存です。

 

枚方市香里ケ丘の小児科 保坂小児クリニック