毎年、夏休み開始前後に合わせて始まる「こどもの事故防止週間」が始まりました。去年までは、消費者庁から啓発が行われていましたが、今年からは、4月に発足したこども家庭庁から案内がされています。今年のテーマは、「置き去り事故をゼロに」(リンク)。
送迎バスに置き去りにされた子どもが亡くなる、という痛ましい事故が2021年7月、2022年9月と続けて起こりました。それを受け、今年4月から、送迎バスに安全装置の設置が義務化されました。しかし、車内置き去り事故は、むしろ、家庭の自家用車で起こることが多く、短時間の買い物で車を離れた間に、猛暑の中、車内に残されたこどもの命が危険になる、といったケースは、誰でも起こりうることとされており、意識して予防することが大切です(リンク)。
また、国内では、窒息や溺水などの不慮の事故によって、毎年、14歳以下のこども約200人が死亡しているなど、様々な事故により、尊いこどもの命が失われている現実があります。
今年2023年1月に改訂された、消費者庁作成の「子どもの事故防止ハンドブック」、子どもの種々の事故パターンとその対策が記載されており、よろしければ一読ください(リンク)。
また、NHKでは、水難事故に関して知っておきたい注意点をわかりやすく特集していますので、是非ご覧ください(リンク)。
枚方市香里ケ丘の小児科 保坂小児クリニック