カテゴリ:予防接種



2025/03/28
全国的にMRワクチンの供給不足が続いているため、令和6年度中に定期接種の対象なのに接種を受けられなかったお子さまに対して、接種期間が2年間延長されることになりました。 対象者は、以下の通りです。 1)第1期:令和4(2022)年4月2日~令和5(2023)年4月1日生まれのお子さま 2)第2期:平成30(2018)年4月2日~平成31(2019)年4月1日生まれのお子さま...
2025/02/08
子宮頸がんワクチン(以下HPVワクチン)未接種の方(対象は平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性)への、新たな救済措置が発表されています。去年秋以後、HPVワクチン接種を受ける方が急増して一時的にワクチンの供給が滞ったこともあり、今年3月末までに1回でもHPVワクチン接種を受けていれば、その後の2回目、3回目接種も、来年(令和8年)3月末まで無料で受けることができる、というルールになりました。接種対象なのにHPVワクチン接種がまだの方は、是非、3月までに接種を受けてください。また、周囲のお知り合いに、上記対象となる方がおられましたら、是非是非、教えてあげてください! ちなみに、対象となる方についての上限年齢は、現時点で27歳(平成9年4月2日生まれの方)ですが、HPVワクチンについては、米国では女性に対して26歳までの接種を推奨しています(また45歳までの接種はHPVワクチンの効果が認められています)(リンク)。すでに出産をご経験された女性も対象ですし、妊娠中、授乳中の女性でも、接種可能です。対象で未接種の方は、是非、ご自身の癌リスク軽減のために無料接種できる期間内に接種してください! キャッチアップ接種変更に関する厚労省からの新たなご案内はこちら(リンク、PDFファイル) 以下、子宮頸がんについて: 日本では、子宮頸がんの新規患者数が約1万人/年、死亡数が約3千人/年で、年々増加傾向にあり、しかもその発症年齢のピークが30代後半と、若い世代の女性の健康と人生に深刻な影響をもたらす病気です(リンク)。一方、HPVワクチンを積極的に推奨してきた国では、子宮頸がんの罹患数がその効果で明らかに減少しており、その結果、接種が一時期止まっていた日本では、先進国7か国(G7)中、子宮頸がんの発症率、死亡率ともに、最悪となっています(リンク)。これはもはや、大げさではなく、国家的危機、といってもよい状況です。 最近は、当院でも、徐々にHPVワクチン接種をされる方が増えて来ていますが、まだまだ十分ではありません。今だに、HPVワクチンは怖いワクチン?と、誤解されたままの方が多いのがその一因ですが、HPVワクチンの重要性と安全性は、世界的にみても明らかであることを知っていただき、一人でも多くの方に接種を受けていただきたいと考えています。 以下の動画もご参考にしてください。 枚方市香里ケ丘の小児科 保坂小児クリニック
2024/08/26
過去、子宮頸がんワクチン(以下HPVワクチン)の対象でありながら接種を見送られた方(対象は平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性、1or2回接種して中断された方を含む)に対する救済措置である無料のワクチン接種(キャッチアップ接種といいます)は、来年3月31日に終了します。その期限までに、3回のワクチン接種を済ませる必要があり、そのためには、今年9月中に少なくとも1回目の接種を受ける必要があります。来年4月以後は、有料(自費で数万円)となりますので、対象となる方は、是非接種を受けてください。 ※キャッチアップ接種に関する厚労省HPはこちら(リンク)。 また、キャッチアップ接種制度が始まる前に、HPVワクチンの重要性を認識されて、自費で接種を受けられた方(平成9年4月2日~平成17年4月1日生まれの女性)に対する、費用の全額助成制度も、来年3月31日で終了します。その手続きに関しては、枚方市のHPにありますので(リンク)、対象の方は、是非手続きを期限までに済ませてください(数万円の自己負担分が戻ります)。接種を受けた医療機関の証明書も必要ですので、過去、自費で接種受けられた方は、その医療機関に問い合わせてください。当院で接種された方は、当院まで連絡をください(電話072-854-0413)。 日本では、子宮頸がんの新規患者数が約1万人/年、死亡数が約3千人/年で、年々増加傾向にあり、しかもその発症年齢のピークが30代後半と、若い世代の女性の健康と人生に深刻な影響をもたらす病気です(リンク)。一方、HPVワクチンを積極的に推奨してきた国では、子宮頸がんの罹患数がその効果で明らかに減少しており、その結果、接種が一時期止まっていた日本では、先進国7か国(G7)中、子宮頸がんの発症率、死亡率ともに、最悪となっています(リンク)。これはもはや、大げさではなく、国家的危機、といってもよい状況です。 最近は、当院でも、徐々にHPVワクチン接種をされる方が増えて来ていますが、まだまだ十分ではありません。今だに、HPVワクチンは怖いワクチン?と、誤解されたままの方が多いのがその一因ですが、HPVワクチンの重要性と安全性は、世界的にみても明らかであることを知っていただき、一人でも多くの方に接種を受けていただきたいと考えています。 また、周囲のお知り合いに、上記対象となる方がおられましたら、是非教えてあげてください! 以下はキャッツアップ接種に関する報道・情報動画です。 NHK HPVワクチンの無料キャッチアップ接種 今年度末まで(リンク) 枚方市香里ケ丘の小児科 保坂小児クリニック
2023/03/31
令和5年4月1日から、定期接種ワクチンについて、以下の変更点があります。...
2022/11/05
子宮頸がんワクチン(以下HPVワクチン)に関して、約9年間続いた「積極的な推奨の差し控え」という措置が、今年4月に解除となってから、HPVワクチンの接種希望者が当院でも増えています。...
2022/04/08
子宮頸がんワクチン(以下HPVワクチン)に関して、2013年6月から約9年間続いた「積極的な推奨の差し控え」という措置が、今年4月にようやく解除となりました。定期接種の対象は、小学6年~高校1年の女性ですが、「積極的推奨の差し控え」のため、接種の機会を逃した人(平成9年4月2日~平成18年4月1日生まれの女性)も、無料の接種対象と明記されており(キャッチアップ接種といいます、厚生労働省HPへのリンクはこちら)、該当される方は、是非、この機会に、HPVワクチンの接種を受けてください(令和7年3月31日までの時限措置です)。 また、過去、ワクチンの重要性を認識し、自費でHPVワクチンを受けられた方に対して、接種時の費用が償還払いされる予定となっています。具体的な日程は、各市町村に任されており、現時点では、枚方市では、該当HPに、「秋頃を予定しています」と記載されています(リンクはこちら:「HPVワクチンの接種を自費で受けた人に対する償還払いについて」のところ)。また詳細が決まれば、当院HPやLINEアカウントでも通知する予定です。 HPVワクチンの高い有効性と安全性は、国内外で検証・確認されています。子宮頸がんとはどういう病気か、なぜHPVワクチンが必要なのか、については、日本産婦人科学会HPに詳しい解説があるので、まだ迷っている方は是非一読をお勧めします。掲載された図やグラフを見るだけでも十分に理解が進むと思います(リンク)。 枚方市香里ケ丘の小児科 保坂小児クリニック
2022/04/01
1年以上前から続いていた、日本脳炎ワクチンの供給制限のため、1回目と2回目の接種の方を優先していましたが、その後、供給状況が改善したとのことで、4月から、3回目(1期追加)・4回目(2期)・特例対象(リンク)の方への接種制限を解除します。日本脳炎ワクチンの予約は、窓口か、電話072-854-0413 まで連絡ください。 以下、注意点です。...
2022/01/28
おたふくかぜワクチンがようやく安定して供給されるようになりましたので、受付を再開します。一般的な接種時期は、1歳直後と、小学校入学前(年長児)の2回です(2回とも定期接種のMRワクチンと同じタイミングですので、同時接種をお勧めしています)。接種ご希望の方は、当院窓口か電話(072-854-0413)で予約してください。既に他のワクチンを予約されており、そのワクチンと同時接種をご希望される場合は、その旨をお申し付けください。当院でも、ワクチン接種の際に、母子手帳を確認して、接種時期に該当すると判断した方は、お声がけさせていただきます。 おたふくかぜは、罹患すると数百人に1人の割合で難治性難聴になるリスクがあり、日本以外の先進国では、おたふくかぜワクチンは定期接種に位置づけられるとても大切なワクチンです。全てのお子様に必須、とご理解くださいね。 枚方市香里ケ丘の小児科 保坂小児クリニック
2021/08/20
コロナワクチン接種者には、これまでのところ、大阪府内で重症者や死亡者がゼロであることが発表されました(リンク)。現在のコロナワクチンの強力な効果が証明され、改めて、コロナワクチンの接種を推進することが大変重要であることが示されました。また、俳優の千葉真一さんが新型コロナでお亡くなりになったそうですが、ワクチンは未接種だったとのことです(リンク)。 一方、東京都では2人の方が「ワクチン2回接種後のコロナ感染で死亡」という報道もみられますが(リンク)、現在まですでに国内で約5000万人が2回接種済みであり、極めて稀な出来事です。ワクチンを躊躇している人は、ワクチンの有効性と、コロナにかかった時の怖さを改めて理解していただき、一人でも多くの人にワクチンを受けて欲しいと思います。 枚方市香里ケ丘の小児科 保坂小児クリニック
2021/01/18
唐突ですが、日本脳炎ワクチンの製造が一時停止となり(リンク)、全国の医療機関への供給制限が始まってしまいました。供給が戻るのは今年12月の見込みとのことです。...

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